宇宙を7年間で60億km旅し、小惑星イトカワから微粒子を持ち帰った探査機「はやぶさ」の帰還カプセルの特別展示が菊池市総合体育館で行われています(6日まで)。昨年11月の熊本博物館での展示に行きそびれたため、「今度こそは!」と初日に行って来ました。
サブアリーナでのHAYABUSA -Back to the Earth-の上映のほか、JAXA関連のさまざまな展示、ソユーズやスペースシャトルまで盛りだくさんの内容。また床一面に広げられた、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が撮影した地元熊本の巨大画像が真上から眺められたり、宇宙服の試着体験コーナーなどもあって、子供から大人まで楽しめます。
なかでも最も目を引いたのが、この「はやぶさ実物大模型」。
本物の「探査機はやぶさ」は地球に帰還した際、カプセルを切り離した後、大気圏に突入し燃え尽きてしまいましたが、これはその実物大の模型です。愛知県武豊町の「武豊はやぶさ実行委員会」の皆さんが作ったものだそうで、隅々まで忠実に再現されています。なんだか「イトカワ」に不時着している姿のようで感動ものです。
JAXAの「はやぶさ」プロジェクトマネージャの川口淳一郎先生のサインもあります。
最後はいよいよ「本物」の帰還カプセルですが、ここからはさすがに撮影禁止。
大気圏突入での3000℃の熱から守った実物のヒートシールドやオーストラリアのウーメラ砂漠に着地したパラシュートも展示されていました。
これは「はやぶさ」とは関係ありませんが、宇宙服の展示。試着用をちょっと着てみたかったのですが、ガマンしました(笑)。